エギングではPEラインが採用されていることが多いです。
でもここで、
「PEラインでないとだめなのか」とか「PEラインがよく使用される理由ってなんで」
そう思われる方もいるかもしれません。
更にPEラインは多くの種類があるため「PEラインは何を基準に選べば良いかわらない」
そう思われるエギング初心者の方も多いはずです。
そこで今回は、
- なぜエギングにはPEラインが勧められているのか
- PEラインの選び方
について紹介していこうと思います。
今回の記事を読んでいただければ、エギングにPEラインが採用されることが多い理由と、PEラインを選ぶ上で見るべきポイントについても理解できると思います。
PEラインとは
PEとはポリエチレンの略です。
そのポリエチレン素材の細い糸を何本も編み込み1本の糸にしたものが、PEラインです。
PEラインの特徴
PEラインにはどんな特徴があるのか、簡単に紹介していこうと思います。
伸びが少なく繊細なアタリがとりやすい
ポリエチレン素材は伸張性が少ない。
そのため他のフロロ等のラインと比較しても、ラインの伸張性がありません。
伸張性が他のラインと比べて少ないということは、魚やイカが引っ張ったときにアタリがとりやすいという特徴があります。
特にイカのようにアタリがわかりにくい釣りに対しては非常に効果的なのです。
引っ張りに対し強い
強度のあるポリエチレン素材のラインを何本も編み込んでいるため、真っ直ぐに引っ張る引き対しては圧倒的に強いです。
エギングにPEラインがおすすめな理由
イカ独特の引きに対して非常に効果的なのがPEラインです。
ではエギングにPEラインがおすすめな理由について紹介していきます。
シャクリに向いている
エギングでは竿を煽って「シャクリ」というアクションが必要になります。
その際にラインが伸びやすいと、ロッドのアクションをラインが吸収してしまい、キレのあるエギの操作が行えません。
つまりイカに対してエギのアピールが不十分になります。
対してPEラインは他のラインと比較し伸張性があまりないため、ロッドの動きが直にエギに伝わりやすいです。
そのためラインの性質上キレのあるエギの動きを出しやすく、エギの特性を十分発揮することができます。
まっすぐ引っ張るイカの引きに有利
イカは他の魚種とは違い、横に動いたり、急に潜ったりという複雑な引きはしません。
イカの引きは、まっすぐ沖の方に引っ張っていきます。
先ほど紹介したように引っ張りる引きに対しては非常に強いのがPEラインの特徴です。
基本的にイカのサイズが変わっても、イカの引きが変わることはありません。
全般的に沖に引っ張る引きです。
そのため、春の大型のアオリイカがかかった際もラインが切れることなくやりとりが行えるわけです。
PEラインの太さは?
ラインにも太さがあります。
単位は「号」で表記されることが一般的です。
ちなみにエギング使用されるPEラインの太さは0.4号~1.0号までがあります。
細ければ細いほど使いやすい
PEラインは細ければ細くなるほど使いやすくなります。
具体的に説明すると、PEラインが細くなると以下のメリットがあります。
- ライントラブルが減る
- 風に流されにくくなる
- 潮の影響を受けにくい
- キャストした際の飛距離が出る
こういったメリットがあるため、細ければ細くなるほど扱いやすくなります。
ラインが太すぎるとライントラブルの原因に
ちなみにラインが太すぎると、風で流されてもつれる原因になったりします。
ラインが細いと風に当たる面積がすくなる分、風に流される確率も下がります。
初心者におすすめのラインの太さ
ではエギングを始めるにあたって、何号のラインがおすすめなのかズバリ紹介します。
初心者の方がPEラインを購入する場合は、0.6号の太さのPEラインを購入しましょう。
エギングのPEラインの中では細い部類にはなりますが、細すぎずといったところです。
0.6号のPEラインの太さであれば、風や潮の抵抗も適度に受けにくく、やりとりも十分行いやすいです。
また秋イカの小さなアタリも十分捉えることができる太さです。
今からエギングを始めるという方には迷わず0.6号をおすすめします。
編み数
エギングのPEラインには4本組と8本組の編み込みがあります。
文字通り4本のPEラインを編み込んで1本のPEラインとしたラインと、8本のPEラインを編み込んで1本のPEラインのことになります。
もちろん編み込みが多い方が強度が増すので8本組のPEラインの方が根ズレた際に切れる確率は減るでしょう。
そのため根ズレてラインが切れるのが嫌だという方は、8本組のPEラインがおすすめです。
ただし8本組は4本組と比較して値段が上がります。
値段のこともしっかり考慮した上で購入するようにしましょう。
巻き量
良く販売されているのは150mか200mです。
ちなみに150mの方が値段は安いです。
150mのPEラインでも十分やりとりは行えます。
そこまで巻き量については気にする必要もないでしょう。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回はエギングのPEラインについて紹介してきました。
PEラインはエギングに非常に向いている釣り糸ということが分かっていただけたんじゃないかと思います。
また数あるPEラインの中で自分に合ったPEラインを探し出すのも難しいと思いますので今回紹介した点を参考にしてみてください。
おすすめのPEラインについては別記事の「エギング初心者におすすめPEラインを①つ厳選!」で紹介しています。
詳しく知りたい方は是非参考にしてみてください。
最後までごらんいただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺りで失礼いたします。