エギングで本当に悩ましいのが根掛かりです。
1投目から根掛かった
根掛かりでエギをロストした
またカンナに藻が絡んできてる
エギングをしているとこのような悩みは1回は経験している筈です。
もちろん筆者も同じでした。
根掛かりがあるとライントラブルになったり、エギをロストしてしまうと全然楽しめません。
更にカンナに根が絡んでいると、当然釣果も落ちてしまいます。
しかしこれから紹介する4つのテクニックを実践すると、根掛かりが圧倒的に減少しました。
どれも簡単で、初心者さんでもすぐにでも実践できる方法になっています。
すぐにでも取り入れて、ストレスなくエギングを楽しみましょう。
・なぜ根掛かりが起こるのか
・状況に合わせた根掛かり対策
また、他にもエギングで釣果をアップさせるテクニックを紹介しています。
興味のある方は是非ご参照ください。
根掛かりが起こる原因
そもそもどういった理由で根がかりが起こってしまうのでしょうか。
まずは根がかりの要因について紹介します。
藻に絡む
海底に生えている海藻にエギやラインが絡まってしまうパターンです。
画像のような海藻が生えているポイントで、エギを着底後に勢いよくシャクるとエギが海藻に突っ込みます。
エギが海藻に突っ込むと、当然エギ本体やカンナやラインに海藻が絡まります。
そして絡まったエギを回収しようと無理矢理ラインを引っ張れば、さらに海藻にエギが食い込んで回収が難しくなります。
ただ海藻は切れたり抜けたりすることもあるため、運が良ければエギを回収できることもあります。
岩場やテトラに引っかかる
エギングにおいて一番たちの悪い根がかりです。
岩に引っかかるとエギを回収するのも難しく、根掛かりを外すのにもテクニックが必要になってきます。
またエギを回収しようとラインを引っ張ると、岩にラインが擦れてラインごと切れてしまうこともあります。
そのため岩場でエギングを行う場合、慎重にやりとりする必要です。
根がかりの理由が分かる動画
筆者が根がかりについて説明するよりも、非常に分かりやすい動画があったので紹介します。
エギの根掛かりの理由と根がかりを減らす方法について分かりやすく紹介してくれています。
エギング根掛かり対策
ではいったいどうすれば根がかりを減らすことができるのでしょうか。
根がかりの確率を減らす方法について解説していこうと思います。
1.エギで根がかり対策
まずはエギで根掛かりを減らす方法です。
・カンナを曲げる
よく紹介されるのがカンナを一部変形させる方法です。
ペンチなのでエギのカンナの一部を内側に曲げて潰すやり方や、カンナ自体をカットする方法もあります。
カンナを一部潰すことで、針が海底の障害物に接する機会も減ります。
結果、根がかりを減らすことに繋がります。
しかし、筆者はこの方法はあまりおすすめしていません。
理由は、
- エギの重さも変わる
- エギの水の抵抗具合も変わる
- 針掛かりが悪くなる
このようにエギ自体のバランスを崩す上に、イカの針掛かりも悪くなります。
根掛かりを減らすためにわざわざ釣果を落とす結果につながります。
それなら根掛かりしないようテクニックを磨いた方がよっぽど良いでしょう。
色々試行錯誤をしたけど、どうしても根がかりをしてしまう方の最終手段として考えておくと良いかもしれません。
・小さいエギを使用する
エギが小さくなればその分、根掛かりする確率を減らすことができます。
理由は、
- 障害物をすり抜ける
- カンナも小さくなるため引っかかりにくい
- エギが軽くなるため深く障害物に食い込まない
以上の理由でエギを小さくすることは根掛かり対策にもつながります。
根が荒いポイントで釣る際は、エギのサイズを落としてポイントをせめるのも1つの手段です。
2.ロッドで根がかり対策
ロッドの選択やロッドアクションでも根がかりのリスクを減らすことが可能です。
・高いロッドを購入する
理由は2点あります。
- 着底が早く察知できるため、長時間エギを海底に放置しなくなる
- 反発力が優れているため、根掛かったエギを回収しやすい
エギングロッドは値段が上がるにつれて感度が高くなる傾向にあります。
つまり感度が良くなるということはエギの着底を察知できるということです。
着底がわかればズムーズにシャクリに移ることができるため、長時間エギを放置することもなくなります。
エギが海底と接している時間が短くなれば、根がかりの確率を減らすことができます。
また高いロッドは反発力にも優れています。
反発力のあるロッドでは、その反発力を利用して根掛かったエギに様々なアプローチを行えるため、エギを回収できる確率が上がります。
現に筆者もロッドを変更してから、根掛かりから回収できる確率が大幅にアップしたと感じています。
・そもそもエギを底まで沈めない
着底することで根がかってしまうなら、そもそもエギを着底させなければいいわけです。
エギを着底さえさせなければ、根掛かることはありません。
中層~底層付近でエギを操れていれば、イカは十分釣れます。
そのためには自分が釣っている釣り場の深さ、エギの沈降速度も大まかでも良いので知っておく必要があります。
釣り場の深さとエギの沈降速度が分かっていれば底まで落とさず、中層~底層付近でエギを操ることができます。
・スラックジャークを行う
初心者の方は必ず覚えておいて欲しいテクニックになります。
スラックジャークの良いところは、エギの立ち上がりが緩やかな点です。
エギの初動が緩やかだと、目の前にある障害物に勢いよくエギが突っ込んでいくことがなくなります。
仮に海藻や岩にエギが刺さったとしても、針掛かりが深くないためラインを緩めるとエギを回収できる確率が高いです。
もちろんイカへの誘いも十分行えます。
また、最初のエギの立ち上げだけスラックジャークを行うというのも非常に効果的です。
メリットも多いシャクリ方なので初心者の方は是非マスターしましょう。
3.偏光サングラスを利用した根掛かり対策
根掛かりのリスクを更に低下させるアイテムとして偏光サングラスがあります。
利点、活用方法について解説します。
・海藻、岩場のポイントを見極める
偏光グラスをかけていれば、海中の障害物を海の色の変化で見極めることができます。
障害物が分かれば、エギを通さなければ根掛かりは避けれます。
もしくは障害物のありそうなポイントは
- フォールの時間を短くする
- シャクリを優しく行う
こういった少しの工夫をするだけで、大幅に根がかりを減らすことができます。
障害物を見極め適切な対応を行うために、根掛かり予防に偏光サングラスは必須アイテムです。
4.釣る場所で根がかり対策
最後に、釣るポイントについて考えるだけでも根がかりを大きく減らすことができます。
・難しいポイントでは釣りをしない
たとえば深くて底が岩場で、海底の起伏が激しいポイントです。
根掛かる確率はかなり高いと言えます。
明らかに自分の実力では戦えないポイントを無理に攻めて根がかりするよりも、自分で対応できるポイントを回っていった方が効率よく釣果をのばせます。
特にランガンが主体の秋の新子アオリイカを釣る場合には、自分が戦えるポイントを確実に攻めていった方が釣果につながります。
・初めてのポイントは地形をなるべく確認する
しかしランガンが主体の秋エギングでは、初めてのポイントに行くことももちろんあると思います。
その場合は釣り場の情報を仕入れておけば、根がからないような攻め方もできます。
例えば、
- 海底岩場なのか
- 海底は砂地なのか
- 海藻はどのくらいあるのか
- 深いのか
- 浅いのか
- 潮の流れ
こういった情報を事前に仕入れることができれば、場所に合った攻め方ができます。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は根掛かり対策のテクニックについて紹介してきました。
根がかりはエギングの大敵です。
ただその根がかりも少し工夫するだけで、大幅に根がかる確率を減らすことができます。
快適にエギングを楽しむためにも、そして海の環境のためにも自分なりに工夫してエギングをやってみましょう。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
今回の記事が参考になれば幸いです。
それでは失礼致します。