秋アオリイカのエギングが初心者におすすめの理由|釣れやすさから美味しさまで楽しむ

エギングをはじめる際にブログやネットで検索すると、「初心者は秋から始めるのがおすすめ」

そんな記事もよく目にします。

筆者ももちろん秋イカからエギングデビューをしましたし、これから始めようとしている方にも秋イカからのデビューをおすすめします。

ではいったいなぜ秋から始めた方が良いのでしょうか。

今回は秋イカがエギングを始めるのにおすすめな理由について紹介していこうと思います

秋イカとは

よく一般的に言われる秋イカとは秋に釣れるアオリイカのことになります。

では秋のアオリイカとはどういったものなのか紹介します。

新子のアオリイカ

秋イカと言われるのが、新子のアオリイカとなります。

だいたい生まれて2.3ヶ月くらいのアオリイカのことをさします。

釣れる最適な時期としては9月頭~12月までとなります。

この時期はアオリイカも小さく、外的からの標的となります。

そのため、この時期のアオリイカはより早く成長をするために、非常に活発にエサを捕食します。

イカの成長について

アオリイカの寿命は1年と非常に短いです。

ではその1年でのアオリイカの成長過程はどうなっているのでしょうか。簡単に紹介します。

産卵期となります。水温が14~15℃を超えると、産卵を意識したアオリイカが接岸してきます。

大きさも1年を通して一番大きい時期となっています。

このため、春イカと呼ばれ、大型のアオリイカを狙ったエギンガーの標的ともなります。

6月頃に産卵を終えたアオリイカが1年の寿命を全うして寿命を終えます。

産卵された卵からは7~9月にかけて羽化し、新子のアオリイカが誕生します。

つまりこの時期は親イカと子イカの交代時期になります。

生まれた子イカが、成長するために活発にエサを求めて回遊します

アオリイカは背骨がないため、食べれば食べるほど大きくなります

成長スピードは非常に早く、この時期に成長が早い個体は1kgを超すアオリイカも存在します。

水温が下がってくると、水温の安定する深場へと沈んでいきます。

そのため、釣れる頻度も激減してしまいます。

この時期はエギンガーにとってもお休みの時期かもしれません。

装備が非常に身軽

エギングの魅力の1つとして、装備が非常に身軽であることです。

道具も軽く済み、移動もしやすい。

初心者がはじめるのに非常にプラスになると思います。

移動がしやすい

装備も非常に軽装であるため、移動が簡単です。

なぜなら竿とエギ、あとは小物類をショルダーバッグに入れてかつぐだけです。

ちなみに筆者はエギはこういった形にして、釣り場では持ち歩いています。

これを腰周りに取り付けています。

この方が付け替えも非常に簡単です。

エサ釣りのように仕掛けやエサ類をイチイチ納めたりする必要もありません。

「釣れない」と思ったらエギを回収して、竿とバッグを車の中に放り込んであとは次の目的のポイントまで移動するだけです。

片付けも簡単

先ほども紹介したように装備が非常に軽装です。

軽装であるということは片付けも早いし簡単です。

片付ける時間は10分もかからないでしょう。

そのため、短時間だけ釣ってすぐ帰宅するといった効率の良い釣りもできるのがエギングの良いところです。

特に初心者の方にとっては釣り具の片付けが非常に手間なところなので、ここの作業が大幅に短縮できるのは大きなメリットではないでしょうか。

数釣りが楽しめる

新子のアオリイカは群れで行動することが多いです。

そのため上手くエギを操作すれば、1点のポイントでの数釣りも可能になります。

注意しなければならないのが、イカはエギにかかった瞬間に墨を吐き出します。

墨を吐き出すことによって周りのイカも警戒モードになります。

そのため1杯釣り上げた瞬間にパタっと釣れなくなる、なんてことも良くあります。

ある程度やって釣れなくなったと思ったらすんなり場所移動し、フレッシュなイカを狙うのが数釣りの「こつ」です。

秋イカは生まれたばかりで好奇心旺盛

生まれたばかりの新子のアオリイカは非常に好奇心旺盛です。

基本的に動く物にはエサと判断しすぐに飛びついてくることが多いです。

そのため、シーズン序盤のアオリイカは細かいロッドアクションやエギのローテーションは必要ないと考えられます。

なので本当にエギングをスタートされる方にはもってこいなのです。

細かいロッドアクションはそこまで必要とされない

基本的には細かいロッドアクションはそこまで必要はありません。

シャクリ方も2回竿をあおって、エギを2回ダートさせる基本的な動きで十分です。

ただ唯一意識しなければならないのが、エギのフォールの姿勢です。

というのもアオリイカはエギのフォール中にアタックしてくることがほとんどです。

そのため、フォール中のエギが不自然の動きをさせてしまうと、アオリイカはエギに興味を示さなくなります。

エギのフォール>>シャクリ

で意識しておきましょう。

詳しくはこちらも参考にしてください。

エギの種類もこだわらなくてもOK

新子のアオリイカは非常に好奇心が旺盛なのは紹介した通りです。

その中でどのカラーが良いというのはこの時期のアオリイカについては正直ありません。

理由としては、2点挙げられます。

  • 動く物はエサと判断して反射的にとびついてくるからです。
  • あとはイカは色盲というのも関係しています。

そのため色の違いを明確に判断することはできません。

強いていうなら色の濃淡の違いで、エギのシルエットが濃く見えるか、薄く見えるかの違いくらいだと思います。

そのため、この色が良いというのはハッキリ言って存在しません。

ただ、ケイムラや夜光カラーについてはエギのシルエットを明確にしたりする効果もあるので持っておいて損はないです。

秋イカならでは「サイトフィッシング」

秋イカならではの特徴として「サイトフィッシング」ができます。

「サイトフィッシング」とは文字通り、目で見えているイカを釣ることです。

極端な話、釣り堀のような釣りもできるのも、秋イカの魅力です。

足下でアオリイカがエギにアタックするところがみえる

好奇心旺盛の新子のアオリイカは足下の水面下ギリギリまでエギを追ってきます。

ここで下手にロッドにアクションを入れるとアオリイカは逃げてしまいます。

かといって何もしないとアオリイカが興味をなくしてどこかに行ってしまいます。

その難しさや、もどかしさも秋イカの楽しさの1つです。

上手くエギに興味を引きつけることができれば、目の前でアオリイカがエギを捕食する瞬間もバッチリ見ることが可能です。

イカの反応をみてエギの操作を勉強しよう

「イカがなかなかエギを抱かない」、そういったじれったい場合もあります。

では、「どのようにエギを操作すればアオリイカがエギを抱いてくれるのか」

「どのようにロッドアクションを加えればエギにしっかり反応してくれるのか」

こういったところを実際にアオリイカのエギに対する反応をみて勉強することができます。

「サイトフィッシング」で釣り方の学習も可能なところも、他の釣りにはないメリットと言えるでしょう。

やっぱりこの時期のアオリイカは美味しい

他のシーズンで釣れるアオリイカも美味しいのですが、この秋の時期に釣れるアオリイカが一番美味しいです。

甘みもちょうどく、身も適度に柔らかいです。

何に料理しても本当に美味しいです。

この秋に釣れるアオリイカが、エギングシーズン通して一番美味しい旬の時期とも言えるでしょう。

初心者のエギングは「秋イカ」から始めよう

どうだったでしょうか。

釣りやすさ~味の面も考慮してもエギングは「秋イカ」のシーズンから始めるのがおすすめです。

秋イカの魅力は

  • 手頃に始めれる。
  • 難易度も高くはない
  • 食べても美味しい

本当に初心者にとってはエギングをはじめるのにはうってつけです。

今シーズの秋、エギングを始めてみてはいかがでしょうか。

最後までごらんいただきありがとうございました。

今回の記事が読んでいただいた方の参考になれば幸いです。

それでは今日はこの辺りで失礼致します。

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