魚釣りは潮の大きさによって釣果が左右されることがあります。
エギングも潮によって釣果が左右される1つで、潮の大きさに合わせて釣り方を変える必要もあります。
その中でエギング初心者の方が、安定して釣果を出すための有利な潮回りが存在します。
ではどういった潮回りであればエギング初心者の方が釣果を伸すことができるのか、紹介していこうと思います。
潮回りとは
まず潮回りについて紹介します。
- 大潮
- 中潮
- 小潮
- 長潮
- 若潮
5つに分かれていて「潮名」とも呼ばれたりします。
それぞれの潮の特徴としては、
- 大潮:潮の満ち引きが最も大きい
- 中潮:満ち引きの大きさは大潮と中潮の間
- 小潮:潮の満ち引きの差が小さい
- 長潮:潮がほぼ動かない
- 若潮:若潮を境に再び大潮に向けて潮が若返る
潮回りの流れとしては、
大潮→中潮→小潮→長潮→若潮→中潮→大潮
このような流れとなっており2週間かけて1巡します。
アオリイカは潮回りを選ばず釣れる
基本的にはアオリイカは大潮~長潮、すべての潮回りで釣ることができます。
もちろんエギング初心者の方でもすべての潮回りで釣ることは可能です。
しかし潮が大きすぎる場合は釣るのに技術が必要になってくる分、初心者にとっては難易度が上がります。
そのため釣果に繋がりにくいことが多いです。
エギング初心者は小潮を狙え
先ほど紹介したように、基本的にアオリイカについてはどの潮回りでも釣ることはできます。
しかしエギング初心者の場合は、潮の動きが小さい小潮でアオリイカを狙った方が釣果が伸びやすいです。
理由について紹介していこうと思います。
大きい潮回りは新子のアオリイカには不利
理由としては以下の通りに挙げられます。
- 潮が大きく動くと、イカを狙う大型の魚の活性が上がる
- 小さいうちは遊泳力が優れていないため流されてしまう
- 捕食する魚(ベイト)は浅場にも十分いる
新子のアオリイカについては、潮の動きが小さい時の方が活動しやすいということが言えます。
エギの操作が行いやすい
釣り人にとってのメリットは、エギが潮の影響を受けにくいということです。
潮が速いとエギが流されたり、着底が分からなかったりとエギの操作にも問題が出てきます。
特にエギング初心者の方にとってはなおさら操作が難しいと感じると思います。
逆に潮の動きが緩やかであれば、エギの操作も行いやすいです。
特に小潮のように潮の動きが小さければ、エギング初心者でも十分エギの操作が行えます。
結果、エギのアクションがしっかり行える分、潮の動きが大きいポイントと比較して釣果が伸びやすいと言えます。
シャクリ方の基本やエギのフォール姿勢について詳しく知りたい方は以下の記事が参考になります。
潮通しの良いポイントで勝負できる
中潮や大潮といった潮の動きが大きい潮回りでは、潮通しの良いポイントでエギを通すと、エギが流されてしまい釣りどころではありません。
ましてエギの操作がおぼつかな初心者にとってはなおさらです。
潮の動きが小さければ、潮の流れが強くないことも多く、潮通しの良いポイントでも勝負することができます。
更に普段狙えなかった潮通しの良いポイントでは、より型の良いアオリイカも潜んでいることもあるためサイズアップも狙えます。
慣れてきたら大きな潮回りで勝負
ある程度潮の動きが小さいところで慣れてきたら、徐々に大きい潮回りでも勝負していきましょう。
当然潮の流れが早くなる分、エギングの難易度は上がります。
しかし、一般的には潮が大きくなればベイトの活性も高くなるため、アオリイカの活性も上がりやすいと言われています。
また、潮の流れに乗って新しい個体が入ってくることもあるため、まだ釣り人にプレッシャーをかけられていないアオリイカでも出会える確率も上がります。
エギの操作に慣れてきたら大きな潮回りで実践を行い、エギングのスキルアップを目指しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は初心者がエギングで釣果を伸すのにおすすめ潮回りについて紹介してきました。
初心者の方はまずなんといっても釣果を上げ、そして釣果を伸ばすことです。
そのためには釣れる条件をなるべく整えておく必要があります。
潮の動きが大きくないタイミングがあれば、積極的に狙っていくようにしましょう。
そして慣れてくれば更なるスキルアップの釣果を狙ってより大きい潮回りにも挑戦してみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺りで失礼致します。