「エギの重さ」が意外に重要なのを、見落としている方は多いはずです。
エギの重さについて理解し、状況に応じて使い分けることができれば釣果アップにも繋がってきます。
今回はエギングを始めたばかりでどうしても釣果が伸びない、という方には是非確認していただきたい記事になります。
エギの重さと釣果アップの関係について、表を用いて分かりやすく解説していこうと思います。
重さの違うエギを適切に使い分けよう
エギの重さと沈降速度が分かっていれば、シチュエーションに合わせて適切にエギを選択することができます。
例えば浅いポイントで重くて沈降速度の速いエギを使うのは誤りです。
早く沈みすぎてしまい、アオリイカに対し逆にプレッシャーを与えてしまいます。
深いポイントで軽くて沈降速度の遅いエギを使用すると沈むのに時間がかかり手返しが悪くなります。
このようにエギの使用する場面がある程度一致していなければ、アオリイカの釣れる確率が低くなります。
そのためまず初心者の方はエギの「重さ」、そして「沈降速度」についてしっかり理解しましょう。
そうすれば状況に合わせたエギの選択ができるはずです。
エギの重さについて
エギはサイズが大きくなるにつれて、当然エギの自重も重くなっていきます。
エギが重くなればその分エギの沈むスピードも早くなりますし、投げた時の飛距離も伸びます。
軽いエギであれば沈降速度が遅くなり、じっくり攻めれたり、プレッシャーが少なくなったりします。
このようにエギの重さ1つでもそれぞれ特性がまったく異なるため、ざっくりでも良いのでエギの重さとの関係について知っておく必要があります。
エギのサイズと重さ対応表
| 号数 | 重さ（ｇ） |
| 2.0号 | 約6ｇ |
| 2.5号 | 約10ｇ |
| 3.0号 | 約15ｇ |
| 3.5号 | 約20ｇ |
| 4.0号 | 約25ｇ |
0.5号サイズが上がるにつれて重さも約0.5ｇずつ重くなっていることが分かります。
エギの重さと沈降速度の関係
エギのタイプと沈降速度の関係表
| エギのタイプ | 重さ | 沈降速度 |
| ディープタイプ | 22.5ｇ | 約2秒/ｍ |
| ベーシックタイプ | 22.0ｇ | 約3秒/ｍ |
| シャロータイプ | 20.0ｇ | 約6秒/ｍ |
| スーパーシャロータイプ | 19.5ｇ | 約8秒/ｍ |
※エギは3.5号
ディープタイプ
エギが他のタイプのエギと比較して沈降速度が速いことが特徴です。
重さも22.5ｇと他のエギと比較してやや重めに設計されています。
使用する場面としては、もちろん水深が10ｍを超えるディープエリア、
そして潮の流れが速いポイントや風の影響を受けるポイントで活用できます。
自重が重いためキレのあるダートもさせやすく、またキャストした際の飛距離も一番出やすいです。
ベーシックタイプ
通常タイプのエギになります。
自重は22ｇで沈降速度は約3秒/ｍとなります。
基本となるエギの重さと沈降速度になります。
どのシチュエーションでも使用できるオールラウンドのエギです。
シャロータイプ
ベーシックタイプより沈降速度が遅くなったエギになります。
3.5号で自重は約20ｇ、沈降速度は約6秒/ｍになります。
ベーシックのエギと比較して1ｍ沈むのに倍の時間がかかっています。
つまりそれだけじっくり攻めることができます。
浅場や藻場で非常に活用することができます。
また、アオリイカに対してもプレッシャーがかかりにくく、擦れたアオリイカを狙う際にも非常に有効です。
スーパーシャロータイプ
シャロータイプより更に沈降速度の遅いタイプのエギになります。
3.5号のエギを使用した場合、1ｍ沈むのに約8秒かかります。
驚きなのが重さはシャロータイプの3.5号とほぼ同じの19.5ｇとなっています。
それなのに沈降速度は約2秒/ｍ違うことになります。
シャロータイプより更に沈降速度が遅いことで、よりアオリイカに対してプレッシャーをかけにくく自然なアピールをすることが可能です。
筆者の場合はエギローテーションの最後にスーパーシャローを組み込んでいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
エギの重さとの関係を少しでも理解しておけば、シチュエーションごとに使い分けることができるはずです。
この秋からのエギングを少しでも楽しく釣果を伸ばすためにエギの重さとの関係を理解しておきましょう。
また、エギの重さ等が分からなくなった場合は今回の記事を参考にしていただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは今日はこの辺で失礼致します。
