【知っておくと得】シーバスロッドでエギングができる理由とは?メリットや注意点について

釣りに使用するシーバスロッド

「エギングをしたいけどエギング専用ロッドを持ってない」

「エギングロッドを買いに行こう」

大変気持ちは分かりますが、少し待っていただけますか。

自宅にシーバスロッドは残っていないでしょうか。

シーバスロッドでもエギングはできるんです。

今回はシーバスロッドでエギングができる理由とメリットについて紹介していこうと思います。

シーバスロッドとは

シーバスロッドとシーバス

シーバスロッドとはいわゆる「スズキ」を釣るための専用ロッドのことになります。

そのシーバスをルアーで釣るため、使いやすいように作られているのがシーバスロッドになります。

またシーバスロッドはバランスのとれた汎用性ゆえに、「スズキ」以外の釣りにも兼用している人多くいるのもこのロッドの特徴になります。

他の魚種も狙いやすい万能ロッドとしても使用されています。

シーバスロッドでエギングができる理由

それではなぜこのシーバスロッドがエギングも行うことが可能なのか。

以下の理由について解説します。

エギングロッドとの共通点

共通点

【ロッドの硬さ】

シーバスロッド:ML~MHクラスが多用される

エギングロッド:基本はML~Mクラス

【ロッドの長さ】

シーバスロッド:8ft~9ft後半

エギングロッド:8.3~8.6ft (扱いやすい長さ)

【投げれる重さ】

シーバスロッド:30g~35gまでが主流

エギングロッド:エギ3.5号~4号→20~25g

このように多くの共通点があることが、シーバスロッドがエギングロッドでも戦える理由になります。

以前初心者用のエギングロッドについて紹介しています。興味のある方はご覧ください。

エギングロッドが普及する前はシーバスロッドが使用されていた?

エギングが普及したのは意外と最近で、ここ10数年で普及したと言われています。

それまではエギングの専用ロッドは存在していませんでした。

そのため、ルアーの操作性が良いシーバスロッドを代用してエギを操作することが多かったようです。

シーバスロッドでエギングをするメリット

では今度はシーバスロッドでエギングを行うことのメリットはあるのでしょうか。

意外にもシーバスロッドでエギングを行うことのメリットってあるんです。

コスト削減

コスト削減を表現

本来スズキを狙うはずのシーバスロッドでエギングもできるため、まさに一石二鳥です。

わざわざ新しくエギングロッドを購入する必要もないため、新しく買うロッドのコストを抑えることができます。

また、シーバスロッドの良い点として他の魚種を狙うのにも使用できる万能ロッドというところです。

シーバスロッド1本あればエギングだけとは言わず、他のロックフィッシュやライトジギング等もできるのも良いところですね。

飛距離が出る

エギングロッドより遠くへキャストできるよう作られている分、シーバスロッドを使用すれば普段届かないポイントまでキャストすることができます。

特に遠投の面で不利をとるエギシリーズには非常にありがたいかもしれせん。

もちろんマグキャスト等の遠投にむいているエギについても、更に飛距離が伸ばすことができます。

重いエギを投げれる

それぞれ大きさと重さが異なるエギ

元々シーバスロッドではエギングロッドよりも重いルアーを扱うことが多いです。

シーバスロッドはだいたい30gくらいのルアーであれば、十分投げることが可能です。

エギで考えると4.5号が33gまでなので、許容できるならなんと4.5号まで投げることができます。

このように普段なかなか使用できない大きめのエギもキャストすることも十分可能なのです。

周りのイカにエギをアピールさせたいときや、大型の春のアオリイカを狙う際にうってつけですね。

大型のアオリイカにもなんなく対応できる

釣れた大型のアオリイカ

大型のシーバスにも耐えれる作りをしているため、大型のアオリイカについてももちろん対応できます。

安心して取り込むことができますね。

ただシーバスロッドが引きのパワーを吸収してくれる反面、イカの引きが楽しめないというのが難点かもしれません。

シーバスロッドでエギングをする際の注意点

エギング専用ロッドではない分、エギングに適さないところももちろんあります。

ではどういったところが適さないのか、紹介していこうと思います。

持ち手がシャクった際に身体に当たりやすい

釣り竿の手元が体に当たっている

シーバスロッドはエギングロッドと違い、持ち手の部分が長い傾向にあります

そのため竿をシャクった際に、持ち手の部分が身体にあたってシャクリにくい、といったことがあります。

対策としては、

なるべく竿を短く持つこと

竿の持ち手の根元の部分を脇に通して竿を操作すること

これで幾度かシャクリやすさを改善することができます。

もちろん持ち手の長さがまったく気にならない方は、そのままシャクってもらっても全然OKです。

シャクった際に糸がらみしやすい

シーバスロッドのガイドは飛距離を出すためエギングロッドのガイドと少し構造が異なっています。

ガイド先端がエギングロッドと比較して大きくなっています。

また、エギングロッドはシャクった際にライン(糸)が絡まりにくいよう、工夫された作りもされています。

このエギングロッドとシーバスロッドの「ガイドの違い」が影響して、シャクったときの糸ふけで、ラインがガイドに絡んでしまうことがあります。

そのため、注意しながらシャクる必要があります。

竿が柔らかいのでエギの動きが緩くなる

エギを追うアオリイカ

エギングロッドとシーバスロッドの大きな違いとして「ロッドの硬さの質」があります。

【エギングロッド】

・竿の胴から手元部分(パット)はハリのあるロッドが多い

・先端部分はしなやか

これはエギをシャクリ上げたり、イカ独特の引きに対応できるよう考えられたためです。

【シーバスロッド】

・「胴調子」と呼ばれるロッドが主流です。

「胴調子」とは釣り用語で竿の先端部分ではなく、竿の胴の部分まで良く曲がるロッドのことを言います。

シーバスの強烈な引きやエラ洗いに対応できるよう、こういった構造となっているようです。

このように「ロッドの硬さの質」が明らかに異なっています。

つまり、全体的にしなやかなシーバスロッドでは、エギを操作した際にエギングロッドほど「キレのある動き」はだしにくい傾向にあります。

エギングロッドよりも重いため疲れやすい

シーバスロッドでは長さにもよりますが、自重が140gを超えるものが一般的です。

対してエギングロッドはおよそ120gくらいの自重です。

エギングロッドは軽いものであれば100g切るくらいのロッドも存在します。

このようにエギングロッドは1日シャクっても疲れさせないように、比較的軽くなるように作られています。

シーバスロッドではシャクる必要はないため、エギングロッドほど軽い構造はされていません。

そのため、シーバスロッドで長時間シャクった場合、手が疲れてしまう可能性があります。

シーバスロッドにおすすめなエギ

今まで紹介してきたシーバスロッドの特徴と兼ね合わせて、どのエギを使用すればより釣果がアップするのか紹介していこうと思います。

おさらいすると、

  • 飛距離が出る
  • キビキビしたシャクリには不向き
  • シャクる回数が多くなってくると、しんどくなる

そうなるとおすすめされるエギはパタパタEZ-Qキャストシリーズ1択だと考えます。

パタパタEZ-Qキャストシリーズのデメリットは飛距離が出ないことでした。

シーバスロッドはエギングロッドより遠投に向いている分、パタパタEZ-Qキャストシリーズの「飛距離がでない」というデメリットをカバーしてくれます。

またパタパタEZ-Qキャストシリーズの特徴としては、大きなロッドアクションは必要ありません。

その点からみてもエギのキビキビとした操作性に劣る、シーバスロッドのデメリットがエギの特性とマッチしています。

このような観点からもパタパタEZ-Qキャストシリーズとシーバスロッドの相性は非常に良いと言えます。

以前パタパタEZ-Qキャストシリーズの特徴についてまとめた記事と2021年6月の同エギを使用した釣果について紹介しています。興味のある方はご覧ください。

【結論】シーバスロッドでもエギングは可能

いかかだったでしょうか。

シーバスロッドでも十分エギングをすることは可能です。

紹介してきたようにシーバスロットを扱うことにもメリット、デメリットが存在します。

その特徴をしっかり把握さえすれば、十分シーバスロッドでエギングを楽しむこともできます。

まずは家にあるシーバスロッドでエギングにトライしてみて、ハマるような要素がある場合はエギング専用ロッドを購入しがっつりエギングをやるのも選択肢の1つかもしれません。

特にこれから秋イカシーズンも待っているのでシーバスロッドから始めてみるのも良いかもしれませんね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは今日はこの辺りで失礼致します。

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