いきなりですがこのように悩んだことはないでしょうか。
- 春イカを釣りたいけど、どこを狙ったら良いか分からない
- そもそも春イカの釣り方どうやってやるの?
実際に筆者自身も同じような悩みを抱え、1年間春イカが釣れない期間がありました。
しかし釣る場所と簡単な釣り方を抑えるだけで、1年後にはすぐに釣果が出るようになりました。
そして現在も毎年釣果を上げています。
そこで今回は、春イカを釣るための簡単なノウハウについて紹介しようと思います。
そのため当記事を読んでいただくと以下のことが分かります。
- 春イカを狙うポイント
- 春イカ釣り方
まだ春イカを釣ったことがない初心者さんの方は是非最後まで御覧ください。
ちなみに筆者の昨年の釣行については以下の記事で紹介しています。
春イカがなかなか釣れない理由
ではなぜ春イカは釣ることが難しいと言われているのか紹介します。
春イカが釣ることが難しい理由を紹介します。
1,産卵を意識して神経質になっているため
春イカで一番意識しなければならないのが「産卵」です。
産卵を行うため、春イカは深場から浅瀬に接岸してきます。
この時期のアオリイカの捕食は、あくまで「産卵に必要な必要最低限の体力を維持するため」という目的になります。
つまり活発にエサを求めないということです。
そんな中で秋イカのように激しくエギを操作しても、春イカが追ってくるはずもありません。
2,釣る場所が限られているため
先ほど紹介したように、春イカは産卵を意識して接岸してきます。
産卵のために接岸してくるため、自然と釣れるポイントは産卵しやすい場所に限られます。
ここで産卵しやすい場所とは、ざっくりと言えば浅めの藻場です。
そのため秋イカのようにどこでも釣れるというわけではありません。
産卵が行いやすいポイントに絞ってエギングを行うと釣れる確率が高くなります。
3,秋と比較すると個体数が少ないため
夏に生まれたイカは秋~春に移行する間に釣り人に釣られたり、他の魚に襲われるなどして個体数が少なくなります。
つまり単純にアオリイカの数が少なくなっているため、釣れる確率が下がっているということになります。
4,イカが賢くなっているため
イカももちろん成長しています。
成長したイカは捕食する際にエサの選別も行うようになります。
例えば大型のアオリイカはより少ない労力でエネルギー確保するために、大きめの獲物を捕食します。
そのため小さい獲物を何度も捕まえるということが少なくなります。
このようにエサを選別するため、たとえエギが目の前を通ったとしても無視されることもあります。
春イカは藻場を狙え
ここまでお話してきて、だいたい春イカの特徴について理解ができたんじゃないかと思います。
そこで次はなぜ藻場を狙うのかということについて紹介していこうと思います。
1,イカの産卵場だから
アオリイカの産卵についてはお話してきましたが、ではどういったところに産卵するのか知っておく必要があります。
アオリイカの産卵場所として代表的な海藻が「ホンダワラ」です。
ホンダワラ以外にもアマモやコンブ、ガジメ等も産卵場所です。
つまり産卵を意識した春イカはこのように海藻が群集している場所に集まってきます。
そのため春イカは藻場を狙うことでより釣れる確率を上げることができます。
2,イカの隠れ家となるため
産卵を意識したアオリイカは非常に神経質になっています。
神経質になっているアオリイカは何の障害物もない海中より、当然隠れ場のある藻場の方に潜んでいます。
また、藻場は他の魚にとっても身を隠せる場所でもあります。
つまりアオリイカが狩りをすぐにできる環境でもあるわけです。
エサの確保という意味でも藻場はアオリイカのとって最適な場所となります。
春イカのおすすめポイント
ではここまで話してきて、筆者がおすすめする春イカが釣れる確率の高い釣り場について紹介します。
是非釣り場探しの参考にしてください。
- 藻場があること
- ワンドになっていること
- 釣り場は水深10m以下
- 近くに深場があること
- 磯(できれば)
この5つの点が当てはまっていれば積極的に狙うようにしましょう。
こちらが実際に筆者がエギングを行っている釣り場になります。
ワンドの地形になっており、しっかりホンダワラも生えています。
画像あたりの釣り場は水深5mといったところです。
しかし釣り場の少し沖は深くなっており、水深は約20mくらいある地形です。
このようなポイントが大型の春イカが入ってきやすいポイントになります。
藻場の釣り方
それでは藻場でのアオリイカの釣り方について紹介します。
ご存知の通り藻場で普通にシャクっていれば絡まります。
そのため、いかに絡ませずに最後までシャクるかが重要になってきます。
初心者さんは是非参考にしてみてください。
藻場の間にエギを通す
偏光サングラスで海中を確認すると、群集している藻場にも切れ目が存在します。
その藻場の切れ目にエギを通す釣り方です。
うまくエギを通せれば、藻に隠れているアオリイカがエギに飛びついてくることもあります。
また藻に直接エギを当てないため、当然根掛かるリスクは低くなります。
しかり藻と藻のすき間が狭いと、エギを通すにもテクニックが必要となる場合もあるため注意しておきましょう。
エギを着底させない
そもそもエギを着底させない方法です。
エギを着底させない分、海藻がエギを接することはありません。
そのため根掛かりもほとんどありません。
でも着底させないと釣れないのでは?と思う方もいるかもしれません。
浅い釣り場であれば、エギを着底させずとも十分アオリイカにはアピールは可能です。
着底せずにアピールできる理由としてはアオリイカは非常に視力が優れているためです。
少々離れていてもエギの存在はアオリイカはバッチリ確認することができます。
着底させて藻に絡ませるくらいなら、最後までしっかりシャクリきった方がよっぽどイカに対し効果的にアピールすることができます。
シャクリの立ち上げをスローに
シャクリの立ち上げをゆっくり行うことで根掛かりを少なくすることができます。
理由は、根掛かったとしてもカンナに深く絡まないため、エギが絡んでも藻から回収しやすいためです。
結果最後までシャクることができ、釣果に繋がりやすいというわけです。
また根掛かりしにくい以外に春イカに適した利点もあります。
春イカのシャクリについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、気になる方は是非ご参照ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は春イカの釣るポイントと釣り方について紹介してきました。
春イカはたしかに難易度の高い釣りになりますが、釣れる要点をしっかり押さえてエギングを行えば初心者さんでも釣れる釣りになります。
そのためにはまずは近辺の藻場とその藻場での釣り方を抑えておくべきです。
更にタックルもエギ以外は秋と同じ仕様で行えますので、今回の記事を参考にして是非春イカに挑戦してみてください。
春イカのタックルについては以下の記事でも紹介していますので是非ご参照ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺りで失礼いたします。