エギングをしていると潮の流れがきついポイントもあります。
潮流が速いポイントでエギングをすると、このように感じることもあるでしょう。
「うまくエギを操作できない」
「アオリイカにアピールできているか分からない」
筆者も同じでした。
しかしドリフトという釣り方を覚えれば、潮流の早いポイントでもアオリイカとしっかり戦うことができます。
実際に筆者もそうでしたが、今回紹介するドリフト釣法を実践することで潮の流れがきつい場所でも釣果を伸ばせるようになりました。
そこで今回はドリフト釣法のやり方とメリットについて紹介します。
意外と簡単に実践できるため、潮流のあるポイントでの釣り方に悩んでいる初心者の方は是非参考にしてみてください。
・ドリフトの種類
・ドリフトのやり方
・ドリフトをすることのメリット
またドリフト以外にも釣れる確率を上げる釣り方については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
ドリフト釣法の種類
まずはドリフト釣法とはいったいどんな釣り方なのか、簡単に解説していこうと思います。
ここではドリフト釣法についてなんとなくイメージしていただければと思います。
①ドリフト
エギを着水点から潮の流れに乗せて流す釣り方のことです。
潮の流れに乗せながら「狙っているポイント」までエギを運びます。
エギを潮に流していく中でも、軽くシャクることがポイントです。
シャクリを入れることで潮で流しているときもアオリイカを狙うことができます。
ちなみに狙っているポイントとは「潮の変化あるポイント」です。
潮の変化あるポイントは簡単に言うとエギの流れがゆっくりになる、もしくは止まるポイントです。
上手くポイントまで流すことができれば、大幅な超過アップにも繋げることもできます。
②バックドリフト
もう1つのドリフト釣法です。
沖に流れていく潮にエギを乗せることで、普段狙うことができない沖のポイントでアオリイカを狙うことができます。
エギを潮の流れに乗せるという釣り方は変わりません。
しかし沖の潮の流れに乗せて釣る方法は、エギが手元から離れていく分、エギの操作性が落ちてきます。
エギの操作性が落ちてくる分、やや難易度の高い釣法とも言えるかもしれません。
ドリフト釣法のやり方
それでは肝心のドリフト釣法のやり方について解説していこうと思います。
言葉だけではどうしてもイメージが湧きにくいと思いますので参考動画を掲載しています。
・ドリフト
非常に分かりやすい動画を紹介します。
この動画では横潮が強く流れている場合でのドリフト釣法になります。
潮流でエギングが難しいポイントで有効な釣法になります。
8分程度の動画になりますが、分かりやすく簡単に紹介されています。
お急ぎの方は~2分10秒まででも十分です。
そしてこの釣り方は、筆者も実践している釣り方で釣果を実際に上げている釣り方になります。」
・バックドリフト
続いてバックドリフトの参考動画になります。
発案者の方だけあってとても分かりやすく解説されています。
個人的には6分34秒~の解説が非常に勉強になりました。
目的の沖のポイントまで送り込む方法は最初は感覚が掴めず難しく感じると思いますが、慣れると自然とできるようになります。
・アワセは向こうシャクリアワセ
紹介したようにドリフト釣法は潮の流れに乗せて、エギを流しつつアオリイカを狙う釣法です。
潮で流されている分、どうしてもアオリイカからのアタリがとりにくいです。
そのため、シャクリアワセがメインとなります。
シャクリアワセとは、シャクッた際にそのままアワセる方法です。
潮流の途中でアオリイカがアタックしてきている可能性があるため、潮に流しながらでもシャクって確認する必要があります。
【重要】ドリフトをすることのメリット
ではここまで紹介してきたドリフト釣法ですが、いったいどんなメリットがあるのか紹介していこうと思います。
1,スレていないアオリイカが狙える
潮の流れが速いポイントというのは、アングラーが嫌がるポイントになります。
なぜなら潮流が速くエギの操作が行いにくいためです。
言い換えると、あまり釣り人が入りにくいポイントということです。
つまりスレていないアオリイカを狙うことができます。
また、潮流に乗って新しい個体も入ってきやすく、エギを見慣れていないフレッシュなアオリイカも狙うことができます。
そのため釣果も伸びる可能性も高いです。
橋の下、磯の先端等は潮通しの良い代表的なポイントになります。
2,サイズアップが狙える
小型のアオリイカは急流では上手く泳ぐことができません。
しかし泳ぎがしっかりしている大型のアオリイカは、急流のポイントでも活発にエサを捕食しています。
そのため、今まで釣っているポイントよりもワンランク上のサイズのアオリイカを釣ることができます。
潮が穏やかなポイントでも大型のアオリイカを釣ることはできますが、潮の流れが早いポイントのほうが大型アオリイカに出会える確率は圧倒的に高いです。
3,引きが楽しい
潮が流れているポイントではいつも以上にアオリイカの引きを楽しむことができます。
なぜならエギに乗ったアオリイカが、潮の流れに乗ってラインを引っ張るためです。
「潮の流れ+アオリイカの引き」となるため、小型のアオリイカでもかなり強い引きを楽しむことができます。
引きの強さを楽しめるのも、潮流のあるポイントの特徴です。
ドリフトが難しい場合の対処法
ただどうしてもドリフトが難しいポイントもあると思います。
そうなったときにどのポイントを狙えば良いか紹介します。
こういった潮のよどみを狙うようにしましょう。
潮のたまり場は
- ベイトもたまりやすい
- ベイトを捕食するアオリイカも集まりやすい
こういった特徴があります。
潮が速くて狙いにくければ、潮のよどみのあるポイントを効率的に探っていきましょう。
ただ、どうしてもドリフトが難しい方は潮の流れが緩やかとなる小潮を狙うのも重要な選択肢の1つです。
理由は潮が緩やかなためエギの操作が行いやすいということが挙げられます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はドリフト釣法について紹介してきました。
難しそうで案外簡単にできるのがドリフト釣法です。
ドリフトが行えるだけでエギングの引き出しがかなり広がります。
潮通しの良いポイントこそアオリイカが潜んでいる確率が高いので、是非ドリフト釣法をマスターしてこれからのエギングシーズンを楽しんでいきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺りで失礼致します。