エギングにおける一番の敵が風です。
風でエギが操作できるか分からない
風でエギが沈まない
風でアタリが分からない
このような悩みを抱えているんじゃないでしょうか。
風はエギングにおいては大敵で筆者も同じような悩みを抱えていました。
しかし、色々調べていると風対策にも様々な方法があることが分かりました。
そこで実践してみると、たしかによほどの強風ではない限り、戦うことができます。
そして釣りの引き出しが増えたことで、釣果もしっかりアップしました。
今回はそんな風の対応に悩んでいる方に向けて、筆者も実践している風対策について紹介します。
この記事を読んで風に対応を身につければ、風の中でも釣果を伸ばすことができる筈です。
風対策に悩んでいる方はぜひ最後まで御覧ください。
・なぜ風があると不利なのか
・状況別の風対策
また、他にも釣果を伸ばすテクニックについて紹介しています。
興味のある方は是非ごらんください。
なぜ風があると不利なのか
風があることでエギングの難易度は一気に上がります。
その理由としては、
- ラインが風に煽られる
- 波が高くなる
- エギの姿勢が不安定になる
- エギのアクションが伝わりにくい
- イカのアタリがとりづらい
こういったことが挙げられます。
特にエギのフォールが不自然になることで釣果は激減してしまいます。
風があるときの対応ー釣り場編
それでは風があるときにどういった対応をすれば良いのか、
これからポイントごとに分けて紹介していこうと思います。
①港内で釣りをする
風があって波が高い時ではうねりを避けるため、アオリイカのエサとなるベイト(小魚)が港内に入ってきやすいです。
そのベイト目的にアオリイカも港内に入ってきます。
船道やテトラ周り、敷石やかけあがり等ポイントをしっかり探していけば釣果に繋がる確率が高いです。
港内は波が高くなく、よほどの横風を受けなければ安全にエギングをすることができます。
ちなみに漁港の探し方については別記事で詳しく紹介しています。
興味のある方は是非ご参照ください。
②風裏を探す
風の影響が少ないポイントを探します。
アプリ等で風向きを検索し、風向きの反対側の釣り場に行くことで風の影響を最小限に抑えることができます。
「Google Map」と「Windy」というアプリが非常におすすめです。
流れとしては「Windy」で風向きを調べ、「Google Map」で風向きの反対側に向かうという流れです。
是非活用してみてください。
③追い風のポイントを探す
追い風は有利に働いてくれることの多い風向きです。
エギが風に乗るため、いつも投げれない飛距離までエギをキャストすることができます。
そのため、普段は探れない沖のポイントも探ることが可能になります。
しかし風があまりにも強すぎると、ラインが風に拾われて底がとれなくなったり、そもそもアタリが分からなくなるといった影響もでてきます。
風が強すぎる場合は、風の影響が少ないポイントを探しましょう。
風があるときの対応ー釣り具編
では次に釣り具で対応できるポイントについて紹介します。
どれもそこまでコストがかからないので、初心者の方でも十分で対策ができるはずです。
④船用(ティップラン用)のエギを使う
陸用のエギと比較して重く設計されています。
沈めることに重点を置いているエギのため、風や波があっても底は取りやすいです。
ただ根がかりのリスクは高くなるため、対応対策はしっかりしておきましょう。
あと、使用されているロッドがエギの重さに耐えれるかどうかは、しっかり確認しておきましょう。
エギの重さが耐えきれないとロッドの破損に繋がります。
⑤シンカーを使う
エギのヘッド部分に装着するだけで重さを追加できるエギ専用のシンカーです。
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重さを加えることでエギを沈みやすくさせます。
エギの頭の部分に装着するため、風があるときでもフォールが安定しやすくなります。
もちろん先ほど紹介したように、エギが重くなる分根がかりのリスクは高くなります。
そのため根掛かりの対策は十分しておきましょう。
⑥PEラインを細くする
PE細くすることで、PEラインの風にあたる面積が減ります。
それによって風による影響を受けにくくなります。
ただしラインを細くするとラインブレイクのリスクもあるので、ラインブレイクのリスクはしっかり頭に入れておきましょう。
筆者的には従来通り0.6号のPEラインで問題ないと考えます。
あくまで選択肢の1つということで覚えておきましょう。
風があるときの対応ーテクニック編
では最後にテクニック編です。
風があっても釣果に繋がるテクニックについて紹介していきます。
⑦ラインを水面に近づける
ロッド先を海面に近づけて、なるべく風にあたる範囲を少なくします。
風にあたる範囲が少なくなれば、ラインが風に煽られにくくなります。
そのため風が強いときは、できれば足場の低いポイントで釣る方が良いでしょう。
ただ波も高くなっている可能性もあるのでくれぐれも安全には気をつけましょう。
⑧シャクリは小さく
シャクリを大きくすると、その分余計に糸ふけが出ます。
そうなると糸ふけが風に流されます。
糸ふけを最小限に抑えるためには、「ショートジャーク」がおすすめです。
シャクリが小刻みで糸ふけも少ないため、風の影響を受けにくくなります。
また、ロッドを煽る際は縦ではなく、横にシャクリを入れることも有効です。
海面にラインが近くなる分、風の影響を受けにくくなります。
⑨エギの自分とまっすぐにする
横風がある場合、自然にエギは自分に対して横の方に流されていきます。
そうなってしまうと安定したシャクリができなくなります。
横風がある場合のシャクリ方は以下の通りです。
- 風向きを確認する
- 風上にエギを投げる
- エギと自分が直線状になるようにフォールさせる
- エギの位置に合わせて体の向きを変えながらシャクる
- 横に流されてエギが沈みにくくなれば回収
特に③が非常に重要です。
横風は受けても、常に自分とエギが直線状になることを意識しておきましょう。
そうすることでシャクった後のエギのフォールを安定させ、アタリも取りやすくなります。
⑩糸のテンションを張る
筆者が風が強いときに実践している方法です。
どうしても風が強くてラインが流される場合についてです。
シャクった後、ゆっくり糸を巻き上げます。
そうすることでなるべく糸のテンションが張った状態を作りやすくしています。
糸のテンションが張っていれば風の影響も受けにくく、アオリイカのアタリをとやすくなるといったメリットが存在します。
ただ深場でやるとエギが沈みにくくなるため、浅場でのポイントでのみ活用できるテクニックです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
意外と風で難しくなるエギングでも、対応できることは結構あります。
こういった環境でアオリイカを釣り上げることができれば自信に繋がります。
しっかり対策を考えて、釣果を伸ばすエギングをしましょう。
ただ風があると波も高くなるので、くれぐれも安全に注意しながらエギングを行いましょう。
風が強いときはエギングを控えることが優先です。
最後までごらんいただきありがとうございました。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺りで失礼します。